音育:小学校3~6年生
書育植育:小学校3~6年生
サイエンスピクニック:どなたでも参加可能
主催団体:長崎大学 地域教育連携・支援センター
共催:大村市教育委員会
後援:書育推進協議会
大村ケーブルテレビの報道制作部ブログ「いきいき大村マイタウン」で、当イベントを広報しています。
〔→掲載サイト〕
平成26年6月に、長崎大学を会場として日本国語教育学会第39回西日本集会を開催しました。その準備から当日のあれこれまで、たいへんお世話になった京都の方々の勉強会に、参加させていただきました。
日程は、次のとおり。
[午前の部]
□基調提案(植山俊浩/京都教育大学)
□パネルディスカッション -「言語活動」を再考する-
佐藤明宏/香川大学、伴昌也/京都府総合教育センター、
植山俊浩/京都教育大学
[午後の部]
□実践発表・研究発表
小学校高学年 物語を読むことの指導 -朗読を生かして-
(青木賢次/綾部市立西八田小学校)
説明的文章の教材研究法
(辻村重子/男山東中学校・京都教育大学院生)
□ワークショップ
1) 説明的文章の類比読み・問題解決読み (植山俊浩/京都教育大学)
2) 和歌教材(小学校・中学校・高校)を読む (柴田昌平/男山中学校・高校)
3) 俳句創作指導-句会形式の指導- (神谷キヨ子/仏教大学)
4) 短歌創作指導-歌会形式の指導- (田中和美/京都教育大学)
たくさん刺激をいただきましたが、一つだけここに記するとしたら、「ワークショップ」についてです。私は、田中和美先生の御指導による「短歌創作指導」に参加しました。
その場で、即興で短歌を創るというのは、初めてでした。とても、新鮮でした。
ウォ-ミングアップでは、以下の2つを行いました。
① 一句の穴埋め
春休み 小学生が消えていく 臨時改札 ○○○○○○○
② 上または下の句ができているところに穴埋め
○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○ 今日はなんだかいいことありそう
私は、次のように創りました。
① 春休み 小学生が消えていく 臨時改札 スニーカー鳴る
② ピクルスの酢加減上々 今日はなんだかいいことありそう
次は、題詠でした。お題は、「桜」でした。
私は、時間ぎりぎりまでねばって、次のように創りました。
桜色の
爪乾く間に
うたた寝る
美術館での紅茶のかおり
「での」が気に入らないのですが、他の〈言葉〉が出てきませんでした。時間切れです。
その後、披講、読み上げ、評価と進みました。(どのような評価をいただいたかは、内緒です。)
短歌を創る時に使う脳と、文章を綴る時に使う脳とでは、まったく別の部分が働いているような気がしました。
また、短歌を創るということで、〈言葉〉を探りながら、その〈言葉〉を手書きしました。まるで、脳のストレッチをしたような気持ちになりました。
長崎大学教育学部附属小学校 / 安河内前教授と鈴木慶子
授業実践は、難しいですね。
(四字熟語づくり+書写+作文)を意図しましたが、子どもたちは、不完全燃焼の様子でした。
難しかったし、時間が足らなかったようです。しかし、さすが、附属小学校の児童です。それなりに「おつきあい」くださいました。
通常より15分間拡大した枠(60分授業)で行いました。
安河内先生に、前振りと後付けをしていただき、授業の中身だけをやらせていただく恰好になりました。
1)まずは、「私の標語」として、「私のシン」=「一日一新、一日一伸、一日一進、一日一深」を紹介しました。
この4連の標語の特徴は、何か。
発音すると、4連とも、同じです。違う文字が使われているのは、一連の最後です。そこに注目して、解釈する
と次のようになります。
一日一回、新しい自分になる。
一日一回、今ある自分を伸ばす。
一日一回、今あるものを進める。
一日一回、今あることを深める。
2)君ならどうする?
5年生は、2連で表現してみよう。
6年生は、3連で表現してみよう。
それを、筆ペンで書こう。
(1) 具体的には、次のような連が作られました。
5年生:「一日一前、一日一善」「一日一信、一日一心」「一日一改、一日一快」「一日一万、一日一満」
「一日一溢、一日一木、一日一滴、一日一目」……
6年生:「一日一想、一日一創、一日一走、一日一笑」「一日一生、一日一間、一日一完、一日一巻」
「一日一嬉、一日一喜、一日一積、一日一希」
(2) 「私の○○」
5年生:「私のカイ」=「一日一改、一日一快」
一日一つ、今までの自分の悪いところを改める。一日に一つ。自分の相手もさわやかな気持ちに
なれるようにする(快い気持ちになろう)。
6年生:「私のカン」=「一日一生、一日一間、一日一完、一日一巻」
一生という長い長い物語には、一度きりしかない「一日」というものがある。その短い「一日」
という時間を最後の最後まで完成させることによって、一巻の巻物ができる。
その巻物がたくさんたまることによって、一生という長い物語ができる。これが、私の大切な「
一生」です。
授業のテクニックはたいへん拙かったのに、児童の感性と能力に助けられました。ありがとうございました。
手書きすること、音楽を楽しむこと、及び花を育てる体験を通して、コミュニケーション力を育む「育シリーズ」は、今年で5回目となりました。大村市郡地区公民館を会場として行い、220名の方に御来場いただきました。
テーマは、「いのち」です。
オープニングでは、大村市立放虎原小学校5年2組の皆さんと鈴木ゼミ4年生(6名)が「ソーラン節 ikuバージョン」を踊りました。続いて、大村市立放虎原小学校5年2組の皆さんが、江戸時代オランダ商館医シーボルトが日本のユリを交配し開発した史実にもとづいて作った劇を演じました。その脚本は、鈴木ゼミ4年生が中心となって執筆しました。
その後は、音育ワークショップ、植育ー書育ワークショップに分かれて、それぞれの活動を行いました。
植育ー書育ワークショップでは、劇のおさらいをした後、オリエンタルリリーの球根を植えました。大村城南高校の環境デザイン科の2年生にも、サポートしていただきました。
次いで、球根に詰まった命を大切に育てたいという気持ちを、自分だけの言葉で、手書きしました。
「私じしんが元気に、一番きれいに育てる」「庭全体がオリエンタルリリーだ」「最後まで自分の手で育てる」…
ペットボトルで作った鉢に、カードを貼って、今の気持ちを忘れないようにしました。
そして、芽が出たり、花が咲いたりしたら、放虎原小学校5年2組の皆さんに葉書で知らせることになっています。
〔放虎原小学校5年2組へのお手紙につなげる〕
※各カードをクリックすると拡大表示できます!
〔過去の開催告知ポスター〕
2010 2011 2012 2013
正しい書字フォームを学習した後、筆ペンで自分の氏名を書かせました。
筆ペンは、正しい書字フォームでないと文字がうまく書けません。
つまり、正しい書字フォームを身に付けることと、筆ペンを扱うことの2つ
を同時に身に付けさせようとしました。
「先生みたいに書きたい!」「次は、何を書くの?」とキラキラした眼差
しで、学習してくれました。
定着を確認するのは、2月13日です。 筆ペン提供:ぺんてる